各産地の春の陶器祭り


土岐美濃焼まつり(岐阜県土岐市)

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29万人の来場者だった「土岐美濃焼まつり」

「土岐美濃焼まつり」(主催・(協)土岐美濃焼卸センター)は5月3―5日、土岐美濃焼卸センターで開催された。
悪天候の影響で客足が鈍ったが29万人が来場してにぎわった。卸センター内の商社29社の蔵出しに加え、窯元や作陶家・クラフト工芸家などのテント約200が展開。今回は料理家の廣瀬ちえ氏の料理教室なども開催された。


九谷茶碗まつり(石川県能美市)

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48店が軒を連ねた「九谷茶碗まつり」

「九谷茶碗まつり」(主催・石川県陶磁器商工協同組合)は5月3-5日、石川県能美市ふれあいプラザ周辺で開催された。48のテントが出店した会場には、昨年より多い21万人が来場した。
3日に開催された「九谷焼名品鑑定相談会」では、鑑定に1時間待ちの行列ができるほどの人気ぶり。九谷焼の器で食べる地元食材のコーナーでは3日に「のみどんぶり」、4日に「のみまる」、5日に「かわきた味噌豚どん」を販売した。このほか市内の窯元や工房を見学できる窯元作家めぐりも好評だった。


有田陶器市(佐賀県有田町)

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毎日大勢の観光客が訪れた「有田陶器市」

「有田陶器市」(主催・有田商工会議所)は4月29日―5月5日に有田町一帯で開催された。
小雨が降る日もあったものの、7日間のの人出は過去2番目の131万人となり、大盛況となった。有田町からのメーンストリートでは約500店が軒を連ね、有田焼団地やその周辺の窯元が参加。今回は企画として各店がテーマを設定したテーブルコーディネートを提案。また陶器市のマスコットキャラクター「ありたん」もお披露目となり、他県のゆるキャラと一緒にパフォーマンスを行って注目を集めた。

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陶器市キャラの「ありたん」は観光客から人気を集めた


波佐見陶器まつり(長崎県波佐見町)

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公園内に多くの軒が連ねた「波佐見陶器まつり」

「波佐見陶器まつり」(主催・同協会)は4月29日―5月5日、長崎県波佐見町のやきもの公園広場で開催された。
30日に雨が降ったものの昨年より多い28万1千人が来場してにぎわった。会場では約130小間が展開。掘り出し物が多数出品する「せり市」が開催されたほか絵付け、鋳込み、ロクロの体験・実演なども行われた。また「テーブルウェアフェスティバル」で出展した「食卓のファッションショー」を展示し、「うつわの使い方」もアピールした。