うつわの手帖「2」ごはん [著]日野明子
一人問屋という肩書をもつ日野明子(スタジオ木瓜代表)氏の第2作目にあたる「うつわの手帖『2』ごはん」(A4判、120頁)が、㈱ラトルズより2月22日に発行された。
前作は「お茶」がテーマ、今回はごはんをおいしく食す道具が勢ぞろい。本編は「炊く」「いただく」「おいしくする」「ごはんの友」の四章からなり、全38の作家、工房、法人の品々が紹介される。全国産地を渡り歩けばこその問屋視点から、百貨店売り場に立つ販売員目線から、「作り手」「売り手」「使い手」の三者に日々接する、日野氏ならではのエピソードが詰まっている。
陶磁器は白山陶器+森正洋氏、伊賀・稲葉直人氏、四日市ばんこ・4th・MarketM、砥部焼・梅野精陶所、小鹿田焼、東京・上泉秀人氏、長野・小嶋亜創氏などの飯碗や土鍋などが、その技法や制作工程と合わせて紹介。合間には「樽と桶の違い」「箸はいつから使われるようになったか」などのコラムが挟まれ、巻末には、それぞれの道具の扱い方や直し方についても説明がある。全国主要書店で販売中。
(ラトルズ、1,890円)