JCDAの作家作品を販売支援


ソーシャルセレクトマーケット「DAN-TE(ダンテ)」(運営・(株)オプト、東京都千代田区)は、(社)日本クラフトデザイン協会(JCDA、会員281人)と連携し、協会所属作家のインターネット販売を支援する取り組みをスタートした。

DAN-TE

JCDA会員専用ページ

ダンテは、手作り1点物に特化し、作家とユーザーが交流したり、その作品を売買できるECマーケットプレイスで、昨年秋に開設。12年当初の粘土・クレイ系には20人(登録ユーザー2700人)、現在は250人(同4600人)を超えるアーティストの登録がある。(株)オプトはJCDAの賛助会員となり、長期的な視点での協会および協会所属作家のインターネット販売を支援していく。

ダンテサイト(http://dan-te.jp)では、JCDA会員のための専用ページを開設(現在登録15人、陶芸5人)し、「クラフトデザイン ハートtoハート展」(6月17日まで、福井県・アートコア)、「くらしのスタイル展inえべつ」(6月24日まで、北海道・江別市セラミックアートセンター)などのイベントを告知し、集客協力も行っている。

同社の菅原康之氏は「ダンテサイト購入者の7割は女性で、人気はアクセサリー類、ファッション小物。他と比較して陶磁器類の成約件数は伸びていない。飲食店サイトとの連携、粘土・クレイ系のくくりの変更、実物に触れる機会を設けるリアル企画も含めて検討している」といい、JCDA・長谷川武雄氏は「協会の最も弱い部分、ネットというツールを用いての販売、さらにJCDAのものづくりの姿勢を広くアピールし活路となることを期待する」と話す。

ダンテは海外向けの同サイトを9月公開に向け準備を進めている。

DAN-TE(ダンテ): http://dan-te.jp