美濃焼の発展と魅力アピール
国際陶磁器フェスティバル美濃’11(主催・同実行委員会)が来年9月16日から、「土と炎の国際交流」をテーマにセラミックパークMINOほかの会場で開催される。
同フェスティバルは、1300年の伝統を誇る美濃焼の魅力と発展のため、1986年から3年ごとに開催しているトリエンナーレ。今回で9回目を迎える同フェスティバルは多治見市、土岐市、瑞浪市が協力して美濃焼に魅力をアピールする地域振興に力を入れ、多種多様なイベントが展開される。
同フェスティバルのメーンとなる「第9回国際陶磁器展美濃・国際陶磁器コンペティション」は、陶磁器のデザイン・文化の国際的な交流を通じて、陶磁器産業の発展と文化の高揚に寄与することが目的。毎回審査を世界的に著名な審査員によって行い、前回は世界56国・地域から3,284点の作品が集まり、その規模と質の高さから世界を代表する陶磁器コンペティションといわれている。
同コンペでは来年1月10日まで応募作品を募集している。特定のテーマを設定せず、既成の概念にとらわれない自由な発想で陶磁器の未来を切り拓く作品を募集。募集部門は、実用機能を有する分業システムのよる大量生産品の「陶磁器デザインファクトリー部門」と実用機能を有する個人の手作業を主とした少量生産品の「陶磁器デザインスタジオ部門」、「陶芸部門」の3つ。応募条件は過去3年間に作られた作品で、他のコンクールに出品していないもの。
賞はグランプリ(副賞500万円)1点、金賞(同100万円)2点、銀賞(同50万円)4点、銅賞(同30万円)8点、審査員特別賞(同20万円)9点など。募集要項は、http://www.icfmino.com からダウンロードできる。